アドオン方式は、

よくある実質年率方式とは異なる計算方法を用いる利息の計算方法です。

表示上の金利の数字が低いことや、

利息が算出しやすいことから普及したものがアドオン方式で、

アメリカから日本に入ってきました。

利率表示に実質年率が義務づけられている現在、

消費者金融の場ではアドオン方式での計算はほとんど採用されていません。

実質年率がその時々の借り入れ元金から計算することに対し、

アドオン方式は最初の借入金額から計算をします。

例えば、100万円をアドオン率20%で融資を受けた際、


100万円の20%である20万円が利息となります。

何回かに分割して返済するならば、

返済総額を返済回数で割るだけです。

12回払いならぱ10万円です。

借入れ利息のアドオン方式は計算が簡単でわかりやすいのが特徴です。

例えば、

同じ条件でアドオン方式ではなく実質年率で計算する場合、

1年後の返済総額は111万円です。

アドオン方式と実質年率方式では、

同じ20%表示でも返済額が全然違ってしまうのです。

最初の借入金に対して利息をつけるか、

返済が進むにつれ利息をつける元金の額を小さく見積もるかの違いです。

実質年利方式はアドオン方式より表示される利率が高くなるので、

ぱっと見た時はアドオン方式の方が得するように感じるかもしれません。

アドオン方式の利率表示は実質年率より小さく表示されます。

見かけの金利に振り回されないようにしましょう。






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